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自分に立ち返る [日記]

 新生ワクチンは世界を救うのか!?開発の立て役者カリコ博士と山中伸弥教授の興味深い対談が、昨晩の「クローズアップ現代+」で放送されました。
 mRNAワクチン開発の立て役者カタリン・カリコ氏(66)は、ハンガリー出身の女性研究者です。番組では、彼女の悲惨な研究生活が語られました。夢を抱いての渡米も研究費が削られ、しまいには同僚にすがる所まで落ちたと言います。それでも、「見合わないような高収入を得る人」がいても、「なぜか昇進する人」がいても、自分を見失わない信念のようなものがありました。
 それは「自分に立ち返れ」ということ。そして「自分にできることは何か」を考えることでした。つい他人と比較して幸せになったり不幸を感じたり、凡人はついつい他人との比較で自分を見てしまいがちです。わたしなどもそうでした。最近になって話すことがあります。
 「仕事を辞めてから、自分に立ち返るまで時間がかかるものだ」ということ。今の自分に何ができるかという自分を起点にして考えることは、簡単なようでそんなに易しいものではありません。
 カリコ氏の言葉に勇気づけられたのでしょうか。自分の頭で考え、自分の足で行動するという最も基本的な生き方が、今になってできているような気がしてきました。番組の本題からはズレていますが。 
 
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ワクチン特別扱い [日記]

 ワクチン接種において特別職にある方に便宜が図られている。この件に関して賛否が議論されている。その議論は的外れな気がする。納得できる理由があればよいだろうが、この度浮かび上がっている件は、すべて後付けで公表されている。きちんと事前に公表して堂々とやればよいのではないだろうか。陰でこそこそやっている状況が想像されて、忖度している周囲の人間までもが信用できない人間に成り下がったように見える。ことの経緯から判断するに、今回の件は信用失墜行為であると思う。
 「行政実例」によれば、特別職は「恒久的でない職または常時勤務することを必要としない職であり、かつ、職業的公務員の職でない点において、一般職に属する職と異なるものと解される」とある。
 地公法三条により「議会承認によって就任」し、他の命令もなく、法律や自己の学識経験等に従って
職務を遂行する。人事異動もなければ、処遇も他と比するまでもなく恵まれている。
 そうした人でも、一日中電話をかけて予約をとることが免除されているわけではない。人並みに列に並んで自分の順番を待たなくてもよい扱いが保障されているわけではない。
 特別扱いを受けたければ、その職責の重さを自ら自覚し、それを理由として表明すべきなのではないか。そうでなければ、あなたも受話器を取るべきだし、列に並ぶべきだと思う。そうしたあなたを見てわたしたちは「信頼」の二文字を贈るのである。
 普段より不遜な態度が目立つ政治家の皆さん、あなたはどんな突別扱いを受けているのですか?
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Hさんの退任 [日記]

 Hさんが県退職校長会役員を退任なされました。15年間ご苦労様でした。組織としての一つのカラーが消えたようでさびしいものです。退任のあいさつは、コロナ禍の現状に対してのものでした。
「今は辛いけれど、辛いに一本足した幸せが来る日を願っています。」
 その日まで、大好きな宴会はお預けとしました。
 話は変わって昭和44年、高3の頃にアン真理子という歌手が出てきて、『悲しみは駆け足でやってくる』という暗いインパクトのある歌を歌っていました。
「明日という字は明るい日と書くのね」と一番の歌詞。
二番には「若いという字は苦しい字に似てるわ」。というものでした。
 確かに、悲しみは駆け足でやってきて、なかなかトンネルを抜け出せずにいます。そして、トンネルの向こうに描かれているのはオリパラだけで、他は何も見えません。ワクチン接種の遅れに今更ながら驚く首相の態度に辟易と辟易したのは今朝の事でした。
 Hさんが言う「一本」が足りないのです。それは何かと言ったら、嘘を言ったり誤魔化したりしないことだと思います。Hさんは、スパッと竹で割ったような方で、そういうことを嫌っていました。
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