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心のぐらつき、今日この頃 [日記]

 「速やかな接種」が約束されていたのに、遅々として進まない失態に対して、その責任を問う声があまり聞かれません。オリパラ開催時の医療体制が発表されました。さすが、開催を疑わない組織委員会だけあって、実効性がまるで見込めないような要請が盛り込まれていました。
 そんなことがあってか、感じていることがあります。それは、余程のことが起きたとしても「大事」ではなくなるようになってしまったということです。やはり、事の起こりは政治が嘘や誤魔化しに見えてきてからでしょうね。リーダーたる者のモラルの低下は、社会のそれも低下したのです。 悲しい事故や事件が増えましたね。怒りの鈍化は正義感の低下につながったのです。
 気晴らしの読書。ところが、「ローマ人の物語」もアウグストゥスの時代に入って、スカッとしたものがありません。その前のユリウス・カエサルの時代で味わっていた颯爽としたものがないのです。カエサルがルビコン川を渡り、アルプス越えて繰り広げられたガリアでの戦いには魅了されました。
 著者である塩野七生が書いています。「感動は胸を熱くし、感心は頭脳を冴え返らせる」と。カエサルに感動したわたしは、その勢いをかって庭にウッドデッキをDIYしてしまいました。その後、感心の対象たるアウグストゥスの時代に入ったのですが、彼の憂鬱はコロナ禍や報道される事件と重なってしまい、気分は落ち込み、独りテレビに向かって文句を言っています。
 そして昨晩、6月末まで公民館使用禁止と聞き、マイゼンの練習もあと2か月休みとなってしまうことに、大いに落胆したところでした。
 こんな時こそ、何かに感動を求めねば。さりとて、茶番化した政治劇はもう見たくはありませんね。

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