SSブログ

信用できない方から信用しろと言われても! [日記]

 トリチウムの海洋放出が決まりました。濃度を国内規制基準の40分の1、WHOの飲料水基準の1/7まで下げるとされています。昨晩は、漁業関係者の風評被害に対する懸念が報道されました。風評被害が払拭できずに、またお金で切り抜けたとしたら、それは漁業の崩壊につながることを懸念しています。
 政府は、「真摯に受け止め」、「一丸となって」、「説明を尽くす。」という常套句を並べましたが、信用できない方からの命令は暴挙に等しいように見えました。なぜならば、
 政府の現地説明会での漁業者の質問に対して、「今日はご意見だけお聞きし・・」と回避する態度には、一連の不祥事を彷彿させる「ない・かくす」(内閣府)の姿勢と重なりました。
 現存のタンク水を処理するだけで30年かかる。それがいつとも知れぬ廃炉迄という話をどうして信用できるのでしょうか。それを「あの東電」担う?そこに「責任」の二文字が見えてきません。
 沖縄の辺野古もそうだったように、政府は関係者と徹底的に話し合おうとしません。数字を使った科学で説得できると思っているからです。しかし、心無い説得は響かないものです。本当は説得の言葉の何倍も聞かなければならないのに。共に、悩むべきことなのに。もがき苦しむほどの悲劇に仕上がっていかないのです。人々は悲劇の結末に対して同情していくのに。そして、同情は理解を通して行動を変えていくのに・・・・。この一連の悲劇が国民には見えないから、理解されないのです。
 分かっているならば、分かち合うことができ、そこで、福島で水揚げされた魚が区別されるなどということは起こりようもありません。漁業者への理解が国民の理解につながっていくのがわからないのでしょうかねぇ。
nice!(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。